レースゲームをする際に必須と言われる事もあるハンドルコントローラー。
今回は、Xboxのコンソール向けに発売されている『HORI Racing Wheel OverDrive for Xbox Series X|S』のレビューをしていきます。
今回使用しているのはフォースフィードバック(FFB)の無いタイプになります。
プレイに使用したゲームは『F1 2021』と『Forza Horizon 5』になります。
Xbox向けの製品ですがPCで使用する事も可能で、ハンコンの楽しさを十分味わえるコスパに優れた製品でした!
製品情報
製品名 | RACING WHEEL OVERDRIVE for Xbox Series X|S |
製品仕様 | ステアリングユニット 外形寸法: (幅)約280mm×(奥行)約275mm×(高さ)約286mm 質量: 約1.4kg ケーブル長:(USBケーブル)約3.0m ステアリング直径:約280mm ステアリング太さ:(幅)約28mm×(奥行)約33mm フットペダル 外形寸法:(幅)約234mm×(奥行)約305mm×(高さ)約180mm 質量:約1.1kg ケーブル長:(ペダルケーブル)約1.5m |
対応種類 | Xbox Series X|S / Xbox One / PC (PC対応OS:Windows®11 / 10) |
セット内容 | ステアリングユニット×1 フットペダル×1 クランプ×1 クランプシャフト×1 |
本体価格 | 15,378円(税込) |
外観
全体
全体的にプラスチック感が前面に出ています。
プラスチック感はありますが、作りはしっかりしている印象です。
ステアリングユニット
ハンドルのグリップ部分にはゴム製のラバー。
中央部分はシルバーの塗装が施されています
後ろのシフトパドル部分。
ケーブルの右側部分にフットペダルを接続する穴があります。
全体的にプラスチック感はありますが、ハンドル部分だけ見るとそこまで安物感はありません。
しっかりとした作りで、コストの大半をハンドルにつぎ込んでる印象です。
ペダル
ペダル部分は表面だけゴム製で、他の周り部分はプラスチックです。
土台部分は取り外し可能。収納する際にコンパクトに出来るので便利。
ペダルは角度があるので、横から踏み込みやすい形になってます。
クランプ、クランプシャフト
クランプ式なので机にしっかり固定できます。
特徴
ステアリングの感度調整が可能
ステアリングの入力角度を2段階に調節できるウイニングモードと感度を調節できるリニアリティ調節機能を搭載。
デッドゾーン調整機能を搭載
ステアリングのデッドゾーンを調節する機能をアプリで設定がする事が可能。
ボタンアサイン機能を搭載
Lスティックボタン / Rスティックボタン / Lパドル / Rパドル / Lペダル / Rペダルのボタンアサイン変更がアプリで設定可能
方向キー切替機能を搭載
方向キーを方向パッド / Lスティック / Rスティックにアプリで切替が可能。
プロファイル切替機能を搭載
4つのプロファイルで設定保存、手元のボタンでプロファイル切替が可能。
クランプでしっかり固定ができる
ステアリングユニット底面にクランプを取り付けて、机にしっかり固定ができます。
実際の使用感
基本的なハンコンの操作は十分可能
全体的に安っぽい見た目ですが、作りはしっかりしている印象です。
シフトパドルは『カチッカチッ』っという感触で、おもちゃ感は強いですが誤動作など無く押し心地も悪くないです。
ハンドル部分もラバーが付いてるので滑りにくいですし、クランプ固定式なので使用中にズレる事もないのでゲームに集中する事ができます。
操作の微調整が難しい
PCでデッドゾーンの調整が可能なのですが、デッドゾーンを0にしても効果がありません。
個体差なのかバグなのかどうかわかりませんが、デッドゾーンが多少大きめで車体の微調整が難しく感じました。
『Forza Horizon 5』ではそこまで影響は無かったですが、『F1 2021』では微調整出来ないのが影響してオーバーテイクするのが非常に難しく、他車に接触してしまう事も多かったです。
ハンドル、ブレーキの動きがぎこちない
ハンドルを左右に回す際、内部にある部品との摩擦や引っかかりを感じます。
実際の操作には問題ないですが、「ギギギ・・・」という軋む音や「カコッ」という引っかかる音が鳴るのが気になりました。
ブレーキ部分も同様で、「ギギギ・・・」という軋む音がします。
部品との擦れる感がある分、少し重たい感じがありスムーズな操作感とは言えません。
ここらへんは個体差もあると思いますし、シリコンスプレーなどの潤滑油を使用すれば解決するかもしれませんが・・・。
また少し気になったのは、Yボタンの上部のRB・RSBボタン配置がすぐ近くにあるので、押し間違う事が多かったです。
Xboxでは使いやすいが、PCでは△
やはりXboxの仕様で作られているので、Xbox Series などではプラグアンドプレイで非常に使いやすいと感じました。
対してPC。『Forza Horizon 5』ではXboxコントローラーとして認識させる必要があるので、ステアリングの細かいゲーム内設定を使用する事が出来ません。
それでも普通にゲームを楽しむ事は出来ますが、PCでオンライン対戦などに使用するには少し厳しいと感じました。
まとめ
作りのチープ感は否めませんし不満点もいくつかありますが、必要十分な性能でカジュアルに使っていくにはオススメできます。
Xboxで使用する場合や、カジュアルに楽しみたい場合、ハンコンがどういうものか試してみたい場合などには最適なハンコンだと思います。
PCでガッツリとオンラインレースをプレイしていくつもりであれば、他の製品を探した方が良いでしょう。
こちらはFFB無しのXbox仕様になりますが、FFBありのタイプや、Play Station やNintend Switch で使用できるタイプなど様々用意されているので、それぞれに合った環境で選べるのは良いですね。