はいどうもー。
今回はDishonoredを手掛けたスタジオ「Arkane Lyon」による次世代FPS、『DEATHLOOP』のレビューをしていきたいと思います。
今回はPC Game Passでのプレイです。
基本情報
タイトル | DEATHLOOP |
ジャンル | タイムループ・アクションFPS |
発売日 | 2021.9.14 |
開発元 | Arkane Lyon |
プラットフォーム | PlayStation 5 Xbox Series X/S PC |
プレイ時間 | 25時間 |
どんなゲーム?
Dishonoredを手掛けたスタジオ「Arkane Lyon」による次世代FPS。
敵対する2人の暗殺者が謎のタイムループに閉じ込められ、永遠に同じ一日を繰り返す運命に翻弄される。このループを終わらせる唯一の方法は、一日がリセットされる前に8人の重要人物を暗殺すること。
プレイヤーは主人公である暗殺者コルトを操作して、永遠のタイムループから抜け出す為にターゲットを暗殺する為の作戦を進めていきます。
いきなり8人を暗殺する事は不可能で、タイムループを繰り返しながら暗殺する為の手がかりを集めます。そして集めた手がかりを駆使し、最終目標として1日で8人を暗殺する事になります。
1日は朝、昼、夕、晩の4回出撃可能で、4種類のエリアから一つ選んで出撃します。1日が終わるか、3回死んでしまうと1日がリセットされ、朝にタイムループしてしまいます。
1日がリセットされると、一部の装備品や記憶以外は全てリセットされるので、いかに効率良く1日を行動するかが重要になってきます。
ゲームシステムは武器の他に「スラブ」と呼ばれる特殊の能力があり、この能力を駆使していく事が非常に重要になってきます。
スラブにはいくつか種類があり、短距離テレポートできる「シフト」や、透明化する「エーテル」など他にもいくつか種類があります。
基本はステルスプレイになってきますが、ごり押しも十分可能。スラブと組み合わせて色んなスタイルを楽しむ事ができます。
限られた行動制限の中で装備や情報を集めて、ターゲットを1日で8人暗殺するという最終目標の為に駆け回りましょう!
良かった点
少しづつ判明していく謎
最初は本当に何も分かりません。
そもそも主人公コルトの記憶が無いので、何をすればいいのかすら分からないです。
しかし、進めていく中でコルトの目標やタイムループの謎などが少しづつ判明していくのでジワジワと面白さが広がっていきます。
タイムループ物の面白さがしっかり味わえるゲームです。
攻略ルートの豊富さ
基本的にはステルスプレイで、敵に気づかれないように進めていきます。
しかし同じエリアでも時間帯によって敵の配置が違ったり、ギミックが変わっていたりするので、色んな攻略パターンを模索する事になります。
正解の攻略ルートなどは存在しません。
時にはスラブを利用し、時にはギミックを攻略し、時には正面突破で強硬策に出るのもいいでしょう。
上から攻めるのか下から攻めるのか、狙撃ポイントがあるのか、抜け道があるのかどうか・・・、などルートを探す楽しみが多いです。
悪かった点
回収しきれてないストーリー
これは筆者のプレイの問題もあるかもしれませんが、ストーリーが今一つ分からないまま終わってしまいます。
基本的にメモやレコーダーなどの音声情報などを集めてストーリーを紐解いていくのですが、肝心のタイムループの謎が判明しないままゲームクリアになります。
収集アイテムなどを漏らさず回収できていればストーリーが補完できるのかもしれませんが、通常のプレイで集めきるのは至難の業だと思います。
メインストーリー上だけではよく分からないまま終わってしまうのはどうかと感じました。
ジュリアナの侵入が理不尽
こちとらステルスプレイで敵にバレないように慎重に進めているにも関わらず、敵対者のジュリアナが問答無用で襲い掛かってきます。
対策などはあまり無く、ジュリアナを撃退するしかないのでステルス状態はほぼ解除されてしまいます。
侵入タイミングが最悪な場合も多く、ここらへんのバランスは非常に悪く感じました。
筆者はオフラインプレイだったのでAIのジュリアナでしたが、オンラインプレイの場合は世界中のプレイヤーがジュリアナとして襲い掛かってくるので、更に苦しい思いをするのでは無いかと・・・。
まとめ
タイムループ物はストーリーをどう回収するかが難しいところだと思います。
『DEATHLOOP』はそこらへんが上手くまとめられなかったのかなぁと残念に思いました。
もっと分かりやすく、しっかりと伏線回収が出来ていればもっと評価されていたでしょう。
アクション部分は『Dishonored』シリーズと似ていてる、というより続編と言われても疑わないほど受け継がれているのでクオリティが高く非常に面白いです。
ゲームとしては十分面白い作品ですが、タイムループ物として見ると少し物足りないと感じる作品でした。