ゲーマーに大人気のメーカーRazerから、大人気の定番ゲーミングヘッドセット「Razer Kraken」のレビューをしていきたいと思います。
収納式マイクや冷却ジェルが内蔵されたイヤーパッドなど、取り回しやすさと快適性が両立したゲーミングヘッドセットで、コスパも良く初心者から上級者まで幅広くオススメできるモデルとなっています。
主な仕様
| マイク | 集音パターン：単一指向性 ECM ブームマイク マイクスタイル：格納式単一指向性マイク 感度：-45 ± 3 dB ノイズキャンセリングなし |
| ヘッドホン | ドライバーサイズ：50 mm 周波数特性：12 Hz ～ 28000Hz 外径：65 mm, 内径： 54 mm 感度：109 dB |
| ケーブル長 | 1.3 m |
| 接続方式 | アナログ 3.5 mm |
| 重量 | 322 g |
| 付属品 | 3.5mm 4極-3極x2 スプリッターケーブル |
| 保証 | 2年保証 |
外観
Razerは緑色のイメージが強いですが、こちらは黒色のモデルです。
全体的にプラスチック感が強いですね。コストをしっかり抑える為には仕方ないところです。
ヘッドバンドにRAZERの刻印。
アーム部分は10段階で調整可能。数字のメモリがあるので視覚的に分かりやすくなっています。
マイクは収納式。取り出すと約10cm程の長さになります。
手元のリモコンで音量調節とマイクのミュートが可能です。音量調節のダイヤルは緩めで服に擦れるだけでも動いてしまう可能性があるので注意が必要です。
特徴
豊富なカラーバリエーション
ゲーミングヘッドセットは黒を基調とした物が多いですが、レイザーのメインカラーである緑はもちろん、白やピンクなど全5色のバリエーションがあります。
ゲーミングヘッドセットは意外とカラーバリエーションのある製品は少ない為、自分の個性を出すために選択肢が多いのはありがたいですね。
メッシュ製のヘッドバンドのパッド
Razer Krakenではよくある合成皮革のパッドではなく、メッシュ製のパッドを採用しています。
パッド自体に厚みはそれほど無いものの、長時間使用しても頭頂部が痛くなるといった事は無く、メッシュ生地なので通気性にも優れています。
さらにフレームの部分にはボーキサイトアルミ製フレームという物を採用しており、”軽量かつ柔軟性があり、非常に優れた耐久性を備えている”という事らしいです。
メッシュ素材なので合成皮革の物に比べて皮が破れる心配が無い為、ヘッドバンド部分の耐久性は優れていそうです。
冷却ジェル注入のイヤークッション
この製品の一番の特徴はこのイヤークッションでしょう。
冷却ジェルを使用したイヤークッションは互換品として用意されている事はありますが、標準搭載の製品はこの「Razer Kraken」くらいだと思います。
肌の当たる表面部分は布地でサラサラした肌触り。外側はレザー製で遮音性を確保しています。
冷却ジェルはひんやりしていて気持ちが良く、長時間使用の際には熱の蓄積を抑えてくれる効果があるみたいです。
単一指向性の収納式ブームマイク
Razer Kraken は収納式のマイクを採用しています。
単一指向性なので声を拾いやすく周りの雑音は入りにくいようです。とはいえノイズキャンセル機能などは無いので消える事はありません。
ブームマイクなのでマイクアームの部分は自由自在に曲げられます。口元に合わせるのが楽ですね。
手元のリモコンでミュートする事が可能です。マイクの入力レベル調整などはありません。
実際の使用感
ゲームに特化した音質
ゲーミングヘッドセットのお手本のような音質で、低音がめちゃくちゃ効いてます。
ゲームをする上で迫力のあるサウンドだったり、足音を拾ったりするのが得意な音質の傾向ですね。
他のヘッドセットから移ってきた場合は音質の着色具合に戸惑うかもしれません。それほどカスタムされた音に仕上がっています。
その分音楽を聴くにはバランスが悪いので、ゲームに特化した音質と言えるでしょう。
装着感が良くない
アーム部分の長さ調整はあるものの、イヤーカップ部分に上下左右に動かせるの遊びの部分がありません。（上下には数ミリ程度動きますが･･･。）
どう位置調整してもフィットさせるのが難しく、側圧が弱い事もあって簡単に装着位置がズレてしまいます。
さらに大型のイヤーカップの相性が悪く、しっかりと密着してくれない為にイヤーパッドと耳の間に隙間が生まれてそこから音が抜けてしまいます。
調整幅が少ない為、頭の形やサイズなど人を選ぶヘッドセットだと思います。
まとめ
定番のゲーミングヘッドセットというだけあって、使いやすさとコスパを追求した良い製品だと思います。
ゲームに特化した性能なので普段使いには向かないですが、ゲーマーに寄り添った製品というのが随所で伝わってくる作りでした。
装着感の部分だけは人を選ぶので万人にオススメできるわけではありませんが、そこさえクリア出来れば長い間活躍してくれるヘッドセットだと思います。
